eラーニング用語集
A - Z
A
- ADL(Advanced Distributed Learning)
- 1997年に設置された米国の国防総省系組織の名称。企業や団体として法人格を有している組織ではなく、あくまで国防総省の内部にある組織として、eラーニング規格の標準化を進めている。
- Andragogy
- アンドラゴジー。成人の学習、教育を対象として研究する学問のことで、主として子どもを対象とするペダゴジー(Pedagogy。教育学)とは区別して扱われることが多い。
- ASP(Application Service Provider)
- 業務アプリケーションをネット経由でサービスとして提供する事業者を指す。ユーザーは自社でサーバーやアプリケーションソフトを保有、管理する必要がないため、手軽にシステムを利用することができる。
- ASTD(American Society for Training & Development)
- 全米人材開発機構。1944年に設立された非営利団体で、企業研修、人材開発の分野では世界最大の組織。毎年行われる、International Conference & Expo(国際会議・展示会)では、最新の事例発表などが行われている。
B
- Blended Learning
- 色々な形態の研修をブレンドして(混ぜ合わせて)行う研修、学習の方法。集合研修とeラーニング、eラーニングとモバイルラーニング、eラーニングとSNSにファシリテーションを追加、など様々なブレンドの方法があり、用途に応じて使い分けることで、研修効果を高めることができる。
- Blog
- ユーザーの日記がそのままWeb(ホームページ)掲載されるようなもの。この日記に対して、他ユーザーからコメントが寄せられたり、リンクが張られたりする。
C
- Competency
- コンピテンシー。職務を遂行し成果を出すに当たっての、それぞれの個人の行動特性、思考特性のことで、知識、技術、技能なども含んだ概念。
E
- eLC
- 特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアム(e-Learning Consortium Japan)の略称で、「エルク」と発音する。eラーニングの普及促進を目的に発足した団体で、eラーニング関連の調査研究、情報提供、標準化推進、eラーニング人材育成などを行っている。
- e-Learning
- PCやインターネットなどの情報通信技術を活用して行う教育システムの総称。CD、DVDなどを端末で呼び出して学習するシステムから、ネットを介して学習し、履歴を記録して進捗状況を把握しつつ学習を進めるシステム、更にSNSなどのコミュニケーションツールまで包含したシステムなど、様々な形態のシステムが販売されている。
- EPSS(Electronic Performance Support System)
- 組織の仕事効率を向上させるための支援システム。情報通信技術を活用して、それぞれの仕事の結果を履歴として把握し、その履歴を元にPDCAサイクルを回すことで、効率を向上させようとするもの。
- ERP(Enterprise Resource Planning)
- ヒト、モノ、カネ、情報といった企業が保有する様々な経営資源を最も有効に活用するために、一元的に管理し、最適に配置しようとしていくシステム。
F
- FAQ(Frequently Asked Questions)
- 多くの人から、頻繁に受ける質問の意。一般に、それらに対する回答を載せるサイトを、FAQサイトと呼ぶようになっている。
H
- HRD(Human Resource Development)
- 企業にとって重要な人材資源をどのように育成するかという、人材開発の活動を指す。
I
- ICT(Information and Communication Technology)
- 情報通信技術。従来はIT(Information Technology)と言われていたが、現在は、どちらもほぼ同義語として使われている。
J
- Job Aid
- ジョブ・エイド。仕事でそのまま使えるような、文書書式、各種テンプレートなどを提供しているシステム。
K
- Knowledge Management
- ナレッジ・マネジメント。組織に属する各メンバが保有する知識を共有化し、その組織の全体としての生産性、創造性などを向上させることを目的とした経営手法。
L
- LCMS(Learning Content Management System)
- 学習コンテンツ管理システム。学習に使用するコンテンツを制作、管理するためのシステムで、制作のためのオーサリングツールなどが含まれる。
- Learning Organization
- ラーニング・オーガニゼーション(学習する組織)。皆で共有する組織のビジョンを達成するために、自ら学び、変革し、成長し続ける風土を持った組織。
(詳しくは、BISCUE総合研究所のサイトをご参照下さい)
- LMS(Learning Management System)
- 学習管理システム(又は受講管理システム)。学習者の受講履歴から、その学習の進捗状況を管理することで、モティベーションの向上、管理効率のアップを図ろうとするシステム。
- LOM(Learning Object Metadata)
- Learning Object(学習教材)に関する情報を記述したもので、タイトル、学習内容、技術情報、権利関係、分類などが記述されている。
M
- Mentor
- メンター。学習者の学習を、直接、間接にサポートする役割を持つ。eラーニングは原則1人で学習することから、モティベーション維持が難しく、それを側面で支えるメンターの役割が注目されている。
- Mobile Learning
- 携帯電話をはじめとするモバイル機器を利用して行う学習システム。携帯の場合、画面の制約はあるものの、いつでも、どこでも、手軽に学習ができるといった特長がある。
R
- ROI(Return on Investment)
- 財務分析の用語の一つで、投資効率。研修、教育を実施するに当たっては、それにかかる直接・間接のコストに対して、どれだけ見返りが期待できるかが重要になり、ROIが高ければ、効果が高かったことになる。
S
- SaaS(Software as a Service)
- ソフトウェアをネットワークを介して、サービスとして提供する形態。従来のASPサービスと類似しており、同義に使う場合もあるが、技術の発展とともに機能が強化され、操作性も向上し、更に使いやすいサービスとして展開されている。
- SCORM(Sharable Content Object Reference Model)
- 米国の国防総省系組織ADLが eラーニング規格の標準として提唱し、世界的にその採用を推進しているもの。 日本でも、経済産業省、特定非営利活動法人日本イーラーニングコンソシアム(eLC)を中心に、普及活動が行われている。
(詳しくは、SCORM情報のサイトをご参照下さい)
- SCORM Adopter
- SCORMに準拠する製品が、SCORM推進の母体である米国ADLの動作試験に合格することで、組織として認定登録される制度。
(詳しくは、SCORM情報のサイトをご参照下さい)
- SNS(Social Networking System)
- ユーザーは自分のサイトを基点に、グループに所属したり、他ユーザーと友人関係になるなどで、コミュニケーションを図ることができる。最近では、mixiなどの公開SNSのほかに、企業やグループ内で使うSNSが注目されている。
T
- Tutor
- チューター。家庭教師のことで、学習者が学習を進めるに当たって、その内容に対する質問に答えたり、わかりやすく指導をするといった役割を担う。
W
- Wiki
- 書込み可能なWeb(ホームページ)を、グループで作成、共有するようなもの。共通のテーマでWebを作れば、情報共有をすることができる。
X
- XML
- Extensible Markup Language(拡張可能なマークアップ言語)の略称。データの意味や構造を書き表すための言語で、<XXX></XXX>のようなタグを使ってこれらを記述する。eラーニングの標準規格であるSCORMでも、このXMLが使われている。
あ - わ
あ
- アクセス・ログ
- ホームページなどを訪問したユーザーが、どのようなページを閲覧したか、といった情報を記録したもので、ここから様々な訪問者の特性などを知ることができる。
- アンドラゴジー
- Andragogy。成人の学習、教育を対象として研究する学問のことで、主として子どもを対象とするペダゴジー(Pedagogy。教育学)とは区別して扱われることが多い。
お
- オーサリング
- Authoring。テキスト、画像、動画、音声などのデータを編集して、コンテンツに仕上げる作業。この作業を行うソフトウェアがオーサリングツールと呼ばれる。
か
- カークパトリック・モデル
- 米国のDonald L. Kirkpatrickが提唱した教育効果の評価法に関する指標。レベル1:Reaction(反応)、レベル2:Learning(学習)、レベル3:Behavior(行動)、レベル4:Results(結果)の4段階に分かれ、レベルが高いほど評価法としては良いが、実践が難しい。
- 学習管理システム
- LMS(Learning Management System)。受講管理システムとも言う。学習者の受講履歴から、その学習の進捗状況を管理することで、モティベーションの向上、管理効率のアップを図ろうとするシステム。
く
- クロスメディア
- Cross media。一つのコンテンツを、eラーニング、携帯電話、DVD、紙媒体など、様々なメディアで表現すること。これにより、状況に合わせた、最適な学習形態を実現することができる。
こ
- コンテキスト
- Context。文脈という意味で、状況や背景などを表す言葉。学習はコンテキストに合わせて行うのが効果的、効率的で、eラーニングでも、この観点が重要とされている。
- コンテンツ
- Content。中身を意味する言葉で、eラーニングでは、学習内容や教材を表す。eラーニングの標準規格SCORMでは、このコンテンツと、それを使用するためのシステムの規格を別々に規定し、それらをつなぐ部分も規定している。
- コンピテンシー
- Competency。職務を遂行し成果を出すに当たっての、それぞれの個人の行動特性、思考特性のことで、知識、技術、技能なども含んだ概念。
さ
- サーチエンジン
- ネット上にある膨大な情報から、キーワードなどを使って検索するシステムのことで、公開のものではGoogle、Yahooなどがあり、また企業内の検索に特化したサーチエンジンもある。
せ
- 成人学習
- 英語ではAndragogy(アンドラゴジー)とも言われ、成人の学習、教育を対象として研究する学問を表す。主として子どもを対象とするPedagogy(ペダゴジー。教育学)とは区別して扱われることが多い。
そ
- ソーシャル・ネットワーキング・サービス
- Social Networking System(SNS)。ユーザーは自分のサイトを基点に、グループに所属したり、他ユーザーと友人関係になるなどで、コミュニケーションを図ることができる。最近では、mixiなどの公開SNSのほかに、企業やグループ内で使うSNSが注目されている。
な
- ナレッジ・マネジメント
- Knowledge Management。組織に属する各メンバが保有する知識を共有化し、その組織の全体としての生産性、創造性などを向上させることを目的とした経営手法。
に
- 日本イーラーニングコンソシアム
- 特定非営利活動法人で、通称eLC(エルク)。eラーニングの普及促進を目的に発足した団体で、eラーニング関連の調査研究、情報提供、標準化推進、eラーニング人材育成などを行っている。
ふ
- ブレンディッド・ラーニング
- Blended Learning。色々な形態の研修をブレンドして(混ぜ合わせて)行う研修、学習の方法。集合研修とeラーニング、eラーニングとモバイルラーニング、eラーニングとSNSにファシリテーションを追加、など様々なブレンドの方法があり、用途に応じて使い分けることで、研修効果を高めることができる。
- ブログ
- Blog。ユーザーの日記がそのままWeb(ホームページ)掲載されるようなもの。この日記に対して、他ユーザーからコメントが寄せられたり、リンクが張られたりする。
め
- メンター
- Mentor。学習者の学習を、直接、間接にサポートする役割を持つ。eラーニングは原則1人で学習することから、モティベーション維持が難しく、それを側面で支えるメンターの役割が注目されている。
も
- モバイル・ラーニング
- 携帯電話をはじめとするモバイル機器を利用して行う学習システム。携帯の場合、画面の制約はあるものの、いつでも、どこでも、手軽に学習ができるといった特長がある。
ら
- ラーニング・オーガニゼーション
- Learning Organization(学習する組織)。皆で共有する組織のビジョンを達成するために、自ら学び、変革し、成長し続ける風土を持った組織。
(詳しくは、BISCUE総合研究所のサイトもご参照下さい)
出所:BISCUE 総合研究所
最終更新日 2021年11月08日
|