eラーニングとは

eラーニングとは、一言で言えば、「e」を使った「learning(ラーニング:学習)」、つまり、ITを活用した学習といった意味ですね。「e-Learning」「E-learning」「イーラーニング」などと書くこともあります。(余談ですが、“イーランニング”とお間違えになっているケースも、実は珍しくありません。)

今や、学校の授業や、企業の教育・研修、資格取得の独学など、色々なところで使われているこのeラーニング。どんなものか、簡単にご説明しましょう。

ITを使った学習

“IT”と言っても、最先端技術とは限りません。VR(Virtual Reality:仮想現実、人工現実感)、AR(Augmented Reality:拡張現実)などを取り入れたeラーニング教材もありますが、そこまで凝るのは一部のケース。大抵は、eラーニングを導入する企業や、受講者にも、特別な知識や技術は求められないのが一般的で、インターネットで普通のウェブサイトを見る感覚で使えます。

一方、ITを使うことで、通信教育や集合研修とは違った、色々な教材・サービスがご提供できます。どれが良い・悪いではなく、うまくご活用いただくことが大切です。

eラーニングに使うものは?

eラーニングを教育や企業研修に使おう、となると、何か特殊なシステムが必要と思われるかも知れませんが、心配はご無用です。教材やサービスによって多少違いますが、一般的には次のようなものがあればお使いいただけます。

(1)PC、スマホなど

eラーニングで学習するための機器が、まず必要です。PC(パソコン)が一般的ですが、スマホ(スマートフォン)やタブレットに対応したeラーニング教材・サービスも増えてきました。どれかがあれば良いでしょう。

(2)クラウド環境

現在のeラーニングは、クラウド環境、つまりインターネット上で使うものが多くなってきています。そして、音声や動画を使った教材が多いため、ある程度太い回線があると良いですね。

とはいえこれも特別なものを用意する必要はありません。一般的なウェブサイトを、普通にご覧いただけるPC・スマホであれば、基本的には、問題ないでしょう。

(3)LMS

eラーニングで学習するには、LMS(Learning Management System:学習管理システム)というシステムを使います。つまり、このLMS上でそれぞれのeラーニング教材を見るというわけです。

但し、これもそう難しく考える必要はありません。

大抵のLMSはウェブブラウザに対応していますので、eラーニングを使う組織や各受講者側には、ウェブブラウザだけ用意しておけば大丈夫。また、eラーニングサービスとして、教材とLMSがセットになっているケースが多いため、特別に契約したり、購入したりする必要は、まずありません。

eラーニングの特徴

ではこのeラーニング、なぜ近年どんどん増えているのでしょう?どのような点が、メリットなのでしょう?

(1)自分のペースで

eラーニングの特徴の一つに、受講者が自分のペースで学習できるということがあります。

24時間いつでも使えるサービスが主流ですし、多くのeラーニングが、何度も繰り返し見る、中断する、前回の続きから見るといったこともやりやすくなっています。

また、スマホ対応のeラーニングサービスを選べば、通勤時間や移動時間を使って学習することもできますね。

(2)手軽に学習できる

手軽に学習できるのも、eラーニングの特徴です。

教育・研修となると、つい身構えてしまいがちですが、eラーニングだとこの敷居を低くすることができます。昼休みにスマホでSNS、その後ニュースをチェックして、ついでにeラーニングで少し学習を、といった具合ですね。

eラーニング教材の中には、こうした使い勝手を考えて制作されたものも色々ありますので、無料体験版などを利用して、探してみてください。

(3)学習履歴が取れる

eラーニングのIT活用の一つに、学習履歴の取得・蓄積があります。誰が、どのような学習をしているのか、管理者側で見ることができる機能です。

これも、eラーニングの特徴の一つで、大抵のLMS(Learning Management System:学習管理システム)にはこの機能が付いています。

これを使って、誰がログインした、どの教材を見ている、テストの結果はどうだった、といった情報を集めることができ、その後の教育プランなどに活用することができる仕組みです。

eラーニングについてもっと知りたい!という方へ

さて、eラーニングとは何か?を、簡単にご説明してきましたが、イメージはお掴みいただけたでしょうか?

もう少し詳しい話が聞きたい、現物を見てみたい、という方は、以下からお気軽にお問合せください。