研修にeラーニングが増えています

かつて、「研修」といえば集合研修の意味で使われていた時期があるほど、企業研修といえば集合研修が主流でした。
特に、新人研修では専ら集合研修で、研修所に泊りがけで行うことも珍しくなかったのです。
ところが近年、この研修スタイルが大きく変化しています。

リモートワークが急速に広まるのに合わせて研修もリモート化し、特にeラーニングに人気が集まっています。ITの発展により、ツールが豊富になり、使い勝手が良くなったこと、受講者側も、自宅や移動中などで受講しやすい環境が整ってきたことなどがこの背景にあります。
集合研修をeラーニングに切り替えた企業では、どのようなメリットを感じているのでしょうか。

eラーニングは、個人重視の研修

研修がツマラナイと言われてしまう理由として、“そんなことは分かってる!”、“自分の担当業務には関係ない”といったケースが出てしまうことがあります。能力や経験、担当業務などが異なる人に、同じ研修を受けさせれば、当然の結果ですね。
研修は、その人に必要な教育を、適切なタイミングで行うのが重要。
これは、集合研修では難しいのですが、eラーニングであれば、きめ細かく研修の割り当てができ、簡単に実現できます。

隙間時間でできるeラーニング

集合研修では、講師の手配をして、研修室を予約し、研修参加者に事前連絡してスケジュールを確保し、ようやく教育が行えます。その間、研修参加者は職場を離れなくてはならず、移動時間なども考えると、結構な負担になりますね。

一方eラーニングによる研修は、各人が隙間時間に学習できます。仕事のキリが良いときや、営業の移動時間、場合によっては、昼休みや通勤時間なども利用して、少しずつ研修を進められます。
“研修です”と言って出て来るのは、上司や同僚に対して肩身が狭い、という悩みも、eラーニング研修であれば不要です。

eラーニングの教育効果

実はこの“隙間学習”、業務を邪魔しないだけでなく、研修効果を上げるというメリットもあります。集合研修で1時間講師の話を聞いても、記憶に残るのは…というのが残念な現実ですが、日々少しずつ刷り込む学習は、しっかり身に付くということが明らかになってきています。
集合研修で心機一転しても、職場に戻ったら元の木阿弥、という声は珍しくありません。eラーニングのメリットには、このような継続による効果もあるわけです。

eラーニング研修は全社均一

集合研修にはもう一つ、均一な内容にするのが難しいという問題があります。
同じテーマや教材を使っても、講師によって教育効果には大きな差が出ます。また、優秀な講師を見つけても、全国の拠点に講師を派遣するわけにはいきませんし、研修受講者を日本中から本社の研修所に集めるのも、効率が悪いですね。グローバルにビジネスを行っている企業では、全社均一というのは、もう、到底無理。

eラーニングで研修を行う企業では、この問題も解決できます。実際、グローバル人事体制を確立するために、研修体系を見直してeラーニングを本格導入した、という例も珍しくありません。
また、部分的には、地域や研修受講者に合わせたアレンジが必要、というケースであっても、eラーニングコースをカスタマイズし、複数パターンを用意することでクリアできます。

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