“eラーニング”と“eトレーニング”

“eラーニング”と“eトレーニング”

“eラーニング”は、「e」を活用した「learning(ラーニング:学習)」。
“eトレーニング”は、「e」を活用した「training(トレーニング:研修)」。

「e」は「electronic(エレクトロニック)」の省略形ですから、どちらも電子的な情報技術(IT)を使ったもので、人材の教育に使われます。
そして、この二つはどちらも「eラーニング・システム」を使って行うのが一般的です。

では、これらは同じなのでしょうか。
ここでは、“eラーニング”と“eトレーニング”の違いと、それぞれの有効な使い方について、ご紹介したいと思います。

“eラーニング”と“eトレーニング”の違い

人材を教育する方法には、二通りのアプローチがありますね。

(1)研修
   教育する課題を決めて、対象者が理解するまで、教え込む。
(2)自己啓発
   対象者の自由意思に基づいて、自ら学習し、能力を上げる。

この(1)が“eトレーニング”、(2)が“eラーニング”に当たります。

“eラーニング”と“eトレーニング”に共通なのは

どちらも人材の教育を目指している点は共通。つまり、教育したい管理者と、学習する受講者がいるのは同じです。

そして、どちらも「eラーニング・システム」を使って行いますから、受講状況を管理しながら進めることになります。

“eトレーニング”は何に有効か

研修ですから、組織として教育する必要があるもの。例えば:

・コンプライアンス研修(不正競争防止法、インサイダー取引など)
・セキュリティ研修(情報セキュリティ、ITセキュリティ、個人情報保護など)
・ハラスメント研修(セクハラ、パワハラなど)

どのテーマについても、皆が理解したか、誰が遅れているか、などチェックが必要になりますね。つまり、“eトレーニング”では、管理するための機能が充実している方が良いことになります。

“eラーニング”は何に有効か

自己啓発は、個人の自由意思に基づいて、自分で学習して、能力を向上させます。
人はそれぞれ興味や関心が違いますし、得意、不得意もあります。

すると、自己啓発を促進するためには、様々な“eラーニング・コース”が必要になってきますね。
マネジメント、企画、マーケティング、営業、財務経理、コンプライアンス、ISO、ヒューマンスキルなどの他、グローバルビジネスのための語学やリベラルアーツなど、能力向上のためには、色々な分野をカバーしたいところです。

一方で、管理者としては、自己啓発支援が主目的になりますから、ある程度緩い管理だけで良いことになります。

eラーニングについてもっと知りたい!という方へ

“eラーニング”“eトレーニング”、どちらも「eラーニング・システム」を使いますが、違いと共通点、有効な使い方がご理解いただけましたでしょうか。

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