研修・自己啓発のROIを、eラーニングで最大化するには

組織の人材育成は、大きく研修(OJT、Off・JT)、自己啓発に分けることができます。どれも目的は同じ、同じ組織に参加したメンバーを、一刻も早くプロフェッショナルに育て、事業活動に貢献できる人材に育てること。どの方法を使うにしても、育てるためのコスト、時間がかかりますから、この人材育成投資(Investment)に対して最大限の効果(Return)を挙げなければなりません。

即ち、人材育成についてのROI(投資効率)を最大化するということです。では、どのようにすればこれを実現できるでしょうか。

一般の業務では、効率化のために、色々なシステムを取り入れ、インフォメーション・テクノロジー(IT)を活用して、効果を上げていきますね。人材育成でもこれは変わりません。そこで使うITが、「eラーニング」です。どのように取り入れればよいか、効果を上げるコツを、いくつかご紹介しましょう。

自己啓発に、eラーニングを活用

会社のスタッフが、自分でモチベーションを高め、努力して、能力を高めていってくれれば、人材育成としては理想的ですね。しかし、これはそう簡単に実現できません。業務に追われる毎日、家族サービス、育児、介護などもありますから、例え一念発起しても、なかなか続けられません。そこで、自己啓発を活用したい会社は、こうした実情も踏まえた上で、結果が上がる方法を考えなければならないわけです。

  • 「テレビのクイズ番組」であれば、つい見てしまいますね
  • 「チャンネルを色々回して選んだ」といった経験、皆さんもありませんか
  • 「何かやらないといけないな」と思ったときであれば、スマホに手が伸びますね
  • 「あれはどういうこと?」と疑問が出ると、同じくスマホを使いますね
  • 時間が空いたとき、少し役に立つことを見てみようか、と思いませんか

これらはどれも何かを知るということ。自然に自己啓発になっています。こういう人の特性を考えながら、IT(eラーニング)を取り入れて、効率よく、自己啓発を設計すればよいわけです。

研修(OJT:オンザジョブ・トレーニング)に、eラーニングを活用

OJTは、教える側が十分に時間を取り、教えられる側の時間も取って進めれば、強制的にトレーニングが進みますから、効果は上がっていきます。ただし、人によって能力は違いますし、理解の仕方も、時間も違いますから、いつも効率よく進められるとは限りません。では、どうすれば、研修のROIを最大化できるのでしょう。

  • 教える人の時間は、なるべく短い方がよいですね
  • 教えたら、どこまで分かったのか、知りたいですね
  • 何が分からないのかも分かれば、教える効率が上がりますね
  • 的確なタイミングで、励ましの一言をかければ、効果が上がりますね
  • これから何を学んでいくのか、分かるとやる気になりますね

どれも、IT(eラーニング)を取り入れれば、色々な解決策が考えられます。
研修(OJT)の設計では、こうしたことを考えながら進めてみてください。

研修(Off・JT:オフザジョブ・トレーニング)に、eラーニングを活用

Off・JTには、講義型、ディスカッション、体験型、eラーニングなど、色々な進め方があります。どれにもメリットがあり、デメリットがありますが、これらを総合して、Off・JTのROIを高めていかなければなりません。

  • トータルのコストを、できる限り抑えたい
  • 多忙な受講者の時間を、なるべく取らないようにしたい
  • 研修の効果は、各人ごとに数字で把握したい
  • 各人の学習履歴を蓄積して、キャリア形成につなげていきたい
  • 各人の希望に合わせて、モチベーションを上げ、ロイヤリティも上げたい

研修の担当責任者として、日々悩んでいる課題ではありませんか。IT(eラーニング)を取り入れて、工夫すれば、こうした課題には色々な解決策があります。研修(Off・JT)を設計するとき、こうしたことを考えながら進めればよいわけです。

eラーニングについてもっと知りたい!という方へ

研修・自己啓発のROIを、eラーニングを使って最大化するための考え方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
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