研修にeラーニングを取り入れるケースが増えてきました。
上手に組み込むと、研修効果を上げるだけでなく、研修コストの削減、研修生間の結束力アップなど、色々なメリットがあります。
とはいえ、研修にeラーニングを使いさえすれば、こうした効果が出るとは限りません、
上手に活用するためのコツを、いくつかご紹介しましょう。
他の研修と、組み合わせよう
研修の手段は、eラーニングの他にも色々あり、それぞれ特性があります。
eラーニング便利!とばかりに、全ての研修を入れ替えるのでなく、それぞれ得意分野を組み合わせて使うのが、第一のコツ。例えば、次のようなやり方です。
(1)集合研修前の土台作り
集合研修の前半が説明で終わってしまった、という経験はありませんか?
基礎的な部分は予めeラーニングで研修を行い、全員の意識やレベルを合わせておくと、集合研修では、いきなり核心から始められます。
効率が良く、深い指導・研修ができるはずです。
(2)集合研修後のフォロー
集合研修で感銘を受けたものの、現場に戻ると元の木阿弥、というのも、よくあるケース。
研修内容をeラーニングにして、長く、繰り返しフォローすると効果的です。
eラーニングコースにチェックリストを盛り込む、クイズ形式のeラーニングで手軽に復習する、という研修スタイルも人気です。
eラーニングが得意なのは・・・
このように、eラーニング研修が得意なのは、次のような点です。
- 長く続ける
- 少ない負担で、手軽に、気軽に学ぶ
- それぞれに合う内容を各人のスケジュールで学ぶ
研修効果を更に上げるためには、eラーニングのこんな機能も使ってみると良いですね。
- 研修の記録が残る
- 検索や引用、画像、動画などの機能を使える
- 研修生間で、多彩なコミュニケーションがとれる
他の研修手段と組み合わせるときには、こうしたeラーニングの得意な点を意識して分担させてください。
また、従来の集合研修ではできなかった、斬新な研修スタイルも、ぜひ試してみましょう。
eラーニングコースを作るのは、最高の研修
もう一つ、eラーニングを使ったユニークな研修をご紹介しましょう。
研修生がeラーニングコースを作る、というスタイルです。
ゼロから作るのは、少々大変で、時間がかかり過ぎることが多いのですが、カスタマイズであれば、簡単です。
既製のeラーニングコースを使ってまず研修を行い、その後、研修生どうしで、
- 自社の場合は、これが該当する
- もう一歩進めると、こんなことになる
- 具体的には、こうすると良い
など、研修教材を掘り下げ、拡張するワークショップです。
カスタマイズできるeラーニング教材があれば、手軽に始められますし、これを蓄積すれば、業務マニュアルにもなりますね。
eラーニングについてもっと知りたい!という方へ
研修にeラーニングを使って効果を上げるヒントをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
やってみたいが、実際にはどうすれば・・・?と思われた方、この下からお気軽にご相談ください。