eラーニングでコンプライアンス教育をするなら、ここにご注意

コンプライアンス教育が、どの組織にとっても避けて通れないものになりました。

とはいえ、一口に「コンプライアンス」と言ってもその範囲は様々ですし、多忙な業務の合間の教育は実行面でも難しく、コンプライアンス教育企画を任されて頭を抱えている方も多いようです。

その中で脚光を浴びているのが、eラーニングを使ったコンプライアンス教育。

コンプライアンス教育は原則として全社員が対象になりますが、eラーニングはそれに対応しやすいこと、eラーニングにすれば教育研修の記録が残せることなどが、その背景にあります。

とはいえ、eラーニングであれば何でも良いというわけではありません。

eラーニングサービスをお選びになるとき、ご注意いただきたい点を、少しご紹介しましょう。

ポイント1:手軽に使えるeラーニングを選ぶ

コンプライアンス教育に限らず、eラーニングは、手軽で使いやすいサービスが良いのですが、コンプライアンス教育の場合には、特にこれが重要です。

コンプライアンス教育の大切さは誰もが分かっていても、いざeラーニングを受けるとなると、先延ばしにしがち。“つい手が伸びてしまう”とはいかないのが実情です。

また、仕事で必要なスキルを身に付けるときのように、じっくり腰を据えて学ぶタイプのテーマでもありません。

このようなテーマについて教育研修を行うときには、手軽に、気軽に、さっと使えることがとても大事です。もちろん、コンプライアンス教育に盛り込む内容を削るわけにはいきませんので、単純に、短いeラーニング教材を選ぶべきという意味ではありません。eラーニングシステムの使い勝手、対応デバイス、eラーニング教材の作り方の工夫といった点を、よく確認してください。

ポイント2:コンプライアンス教育は常時教育

コンプライアンス教育は、常にし続けることも大切です。

1年に1回だけ集合研修をやって終わり、というのでは、コンプライアンス教育が十分とは言えませんし、せっかくeラーニングを使っても“研修期間は1週間”などと限定しては、eラーニングにした効果が半減です。

コンプライアンス教育のように、意識を変えさせるタイプの教育は、常に傍らに置き、折に触れて少しずつすり込んでいくようなやり方が向いています。eラーニングなら、中断したり、戻ったりしながら、何度でも使えますので、ぜひこのメリットを活かしてください。

また、コンプライアンス教育は全社員対象が原則ですので、その意味でも期間限定は避けたいもの。スケジュールが合わずに受けられなかった、という事態を防ぐためには、通年で利用できるeラーニングが向いていますね。

ポイント3:コンプライアンスの幅広さに負けない教材

コンプライアンス教育として、具体的に何を盛り込むか、という点もポイントの一つです。

コンプライアンスとは何か、なぜコンプライアンスが重要なのか、違反するとどんなダメージを受けるか、といった辺りで終わっては、ほんの入り口。実際に効果を上げるコンプライアンス教育を目指すのであれば、意識を変えさせるだけでなく、具体的な知識レベルも上げていくことが必要です。

eラーニングを活用したコンプライアンス教育を企画するのであれば、

  • コンプライアンスの理解
  • ビジネス関連法規の基本知識
  • 業界関連ルールの基本知識
  • 企業の社会的責任の理解

といったことも含めて、幅広くeラーニング教材を揃えてみましょう。

また、これらと併せて、オリジナルのeラーニングコースを作り、

  • 企業理念
  • 自分たちの会社の果たすべき役割と使命

などを徹底するのもコンプライアンス教育として効果的ですね。

eラーニングについてもっと知りたい!という方へ

さて、eラーニングを活用したコンプライアンス教育で、ご注意いただきたい点をいくつかご紹介しましたが、いかがでしたか?

そうは言っても、冒頭でお話したように、まだ頭を抱えていらっしゃる方も多いはず。

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