eラーニング・コースの作り方

教育研修などで使うeラーニングのコースを、お作りになったことはありますか?
eラーニングが身近に、手軽に使われるようになり、そのコースを内製するケースも増えてきました。
自分たちでコースを作るなら、コストを抑えられるし、思い通りのコースが作れて、一石二鳥に聞こえますが、必ずしもそうとは言えないようです。実際、何本か作ってみたけれど、断念した、というケースも珍しくありません。

eラーニング・コースを作るには、一般に思われる以上に、手間もコストもかかります。
苦労して作ったのに、eラーニングの効果が上がらなかった、というのでは元も子もありませんね。
では、コースを自作するときには、どのような手順で、何に注意しながら進めれば良いのでしょうか。

このコースで、何を学ばせるのか?

まず最初に、これから作るeラーニング・コースでは、受講者に何を学ばせるのか、明確にしましょう。
「コンプライアンスの徹底」といった曖昧なものではなく、的を絞り、具体的に、自分の言葉で書き出してみてください。
あれも、これもと欲張り過ぎず、肝心な点に絞って目的を決めるのがコツです。

誰が受けるeラーニング・コースか?

続いて、内製したコースは、誰が受講するのか、はっきりさせましょう。
受講者の知識レベル、組織内での立場などによって、どのようなコースを作るのが良いか、違ってきます。
全社員教育のための eラーニングの場合などは、受講者をグループ分けして、それぞれにコースを作り分けることもあるくらいです。

どのような状況でeラーニングを受講するのか?

併せて、この受講者が、どのような状況でコースを見るのか、という点も想定しておく必要があります。
例えば、自己啓発としてプライベートの時間で受講するeラーニング・コースと、業務の一環として使うコースとでは、自ずと作り方は違ってきます。
また、同じ業務用のコースであっても、まとまった時間で受講させる場合と、各受講者が隙間時間を見つけて受ける場合とでは、また適したコースは違うはずです。

コースを受けた後は?

更に、受講した後についても、考えておきましょう。
まず、受講結果。
これは、全員完全に修了させて、理解度をテストするようなケースもあれば、各受講者のやる気に任せ、伸びる人を伸ばすことを狙うケースもあります。
これに合わせた管理をするのはもちろんですが、コースそのものの作り方も、これに合わせて工夫することが大切です。

もっと「後」は?

“受講した後”とは、直後だけではありません。
続けて何年も使うコースですか?
そうであれば、メンテナンスはどうしますか?
ビジネス環境や法律などが、想定と違ったものになってしまったら、どうでしょう?
eラーニング・コースの内製には、予想以上の手間・コストがかかるもの。
長く使うつもりで作ったコースが、お蔵入りしてしまうことがないよう、中長期的なこともしっかり考えておきましょう。

eラーニングについてもっと知りたい!という方へ

eラーニング・コース内製の検討・実施をなさっておいでの方、どうぞお気軽にご一報ください。
また、自作かどうか迷っていらっしゃる方は、既製コースのカスタマイズというのも一策です。
どちらのケースでも、eラーニング・コース製作の豊富な経験を持つ「BISCUE」であれば、何らかのお手伝いができるかと思います。